CanonⅡB①

本文上




俺はダイアナマスターになるはずだった。

Dianaマスターへの道
多分だけど、みんなもう卒業しちゃったんじゃないかと思うDiana+。 けど、俺は始めちゃったし、やるんならちゃんとやろうと思うのでDianaマスターになっていこうと思う。 その記録。

ダイアナマスターになる事を志した日に緊急事態宣言がおこり、カメラ屋は閉まった。

通販でフィルムを買っても良いんだけど、そうまでして写真をばかすか撮るってのもあれだし、デジタルでいいかなーなんて気持ちだったのでダイアナマスターへの道は果てしないものになった。

ちなみに一緒に手に入れたフィッシュアイは調子が良いので、魚マスターへの道は前途少難でスイスイと駆け上がっている。

アベノマスクも給付金の案内も一向に届かない、税金、光熱費、クレジットカードの請求、家賃、年金、ピザ屋のチラシなどは何食わぬ顔をして我が家に届き、2号と一緒に顔面蒼白と化したある日、ついに半狂乱と化した我々は家の物をひっくり返して整理整頓をした。

すると、正月に実家から持って帰ってきたままの、しまいこんでいた箱を見つけた。

中に入っていたのがこれだった。

キャノンと書かれたレンズカバーに、今の時代には不都合なレベルの重量の鉄塊。

色々と試してみると、シャッターは切れた。

しかし、底蓋は開かない。なにかが干渉していて開くことができない。

とりあえず壊れている事だけは分かった。

死んだ爺さんが持っていたもので、父親が子供の頃には既に持っていたものだという、骨董品でやけに気になるカメラ。

漠然と使ってみるかと思った。

問題は動かないという事以外にもあって、まず名前が分からない。

人の名前が全く覚えられない俺だけど、身近なものの名前くらいは覚えていたい。

分からないなりに調べようと思ってみると、どうにかなるもんだ。

パソコンを立ち上げて、「Canon カメラ 歴代」 2秒で解決できた。

https://global.canon/ja/c-museum/index.html

似ているカメラばっかで、自信がないんだけど、たぶんⅡBというタイプのカメラだという事が分かった。

1949ねんですって、まともに写るのか分かったもんじゃないけれど、とりあえず型番が分かったので良しとしよう。

デジカメからどんどんダウングレードしていく。金もかかる。

善は急げで中野にあるフィルムカメラ修理の店に持っていくと、シャッター幕の交換、レンズは曇っていて、作品に支障が出るかもしれないらしい。

Lマウント? ごめん、ちょっと聞いたんだけど忘れちゃった。

とりあえずレンズは腐るほど売ってるらしいので気にしなくても良いんじゃないってことだった。

とにかく色々やる必要があるらしく、4万円の見積もりが出た。

修理屋さんは気を使って「似たようなカメラは中古で買えば2万円くらいで買えますよ。」

って言葉を掛けてくれたけど、爺さんが使っていたこの個体でないと意味がない気がしたので、修理を依頼した。

ちなみに、底蓋が開かない状態での試算であって、中をあけて万が一にスプールがなかったなんて事になると更に金額がかさむという。

ちなみに納期は5か月後。

お金、なんとかしないとな。

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